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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

OPECが緊急総会を検討中? FT報道で原油相場が反発しなかった理由

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年02月25日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。2月の原油相場は50ドルの節目を挟んで方向性が定まっていませんが、最近の注目ポイントを解説します。原油先物市場におけるマネーフローの動向、マーケットで注目度の高い指標、また、ここにきてOPEC緊急総会を巡る動きなども見受けられますので、原油相場環境がどのように変わっているのか、変わっていないのかを検証します。 ===================================  OPECが緊急総会を検討中? FT報道で原油相場が反発しなかった理由 =================================== <強気派も弱気派も自信を持てない状況> NYMEX原油先物相場は、1バレル=50ドルの節目を挟んでの保ち合う展開が続いている。米石油リグ稼動数の急激な減少や石油会社の設備投資縮小計画を手掛かりに、1月29日の43.58ドルで当面のボトムを確認した形になっている。現在の値位置を維持できれば、昨年6月以来となる8ヶ月ぶりの前月比「プラス」も視界に入る。ただ、下げ止まりと反発との間には依然として大きな距離が残されており、短期間で強気ムードと弱気ムードが入れ替わる不安定な値動きを強いられている。 なぜこのような状況になっているのかは、NYMEX原油先物市場におけるマネーフローの動向を見ると簡単に理解できる。米商品先物取引委員会(CFTC)によると、大口投機筋(Non-Commericals)の買いポジションは、1月27日の49万6,281枚をピークに、その後は3週連続で減少しており、直近の2月17日時点では47万8,741枚に留まっている。これは1月に下げ過ぎ感を是正するリバウンド(自立反発)狙いで買いを入れたものの、50ドル回復と前後して早くも利益確定の動きが広がっていることを意味する。
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