□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年02月20日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。約1ヶ月ぶりに銅相場を取り上げます。1月の銅相場は急落しましたが、2月は今の所は安値更新が回避された状態にあります。依然として安値圏での取引が続いており反発力は乏しい状況ですが、最近の銅相場を取り巻く環境を解説します。銅価格に対しては中国経済の先行きを見る向きも多いため、どのような相場環境にあるのかを把握しておくことは重要でしょう。 =================================== 安値膠着化している銅相場、中国リスクの消化が終わったのかを考える =================================== <銅在庫を使った融資の必要性は低下か?> 中国人民銀行(中央銀行)は2月12日、上海の自由貿易区(FTZ)内の企業が海外から資金調達を行う際の規制を緩和する方針を示した。上海FTZは2013年10月1日より始動したものであり、金融サービス、商業・貿易サービス、輸送サービスなどの幅広い分野において実験的に各種規制が緩和されている。企業活動や外国企業による対中直接投資について、事前承認・認可制から事後監督・モニタリング制への移行が基本とされており、中国本土との比較では経済活動の自由度が高いことは間違いない。 それでも融資規制に関しては総じて厳格なルールの適用が続いており、同地区でも資金手当てのために銅などのコモディティ在庫を担保としたファイナンススキームの活用は継続されていた。上海から資金を出し入れする際のツールとして、従来通りに銅取引が活用されていた訳だ。… … …(記事全文4,523文字)
