□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年02月17日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 2月の原油相場は1月安値から切り返しましたが、なお本格的な上昇トレンドまでは形成できない状況になっています。原油相場の底打ち論も広がっていますが、何が原油相場の本格反発を阻害しているのかを検証します。ゴールドマン・サックス社からも当レポートとほぼ同じロジックが提示されていますので、従来よりも深く切り込んで、原油相場の下振れリスクが払拭し切れない理由を解説します。 =================================== なぜ未だ原油価格に強気になり切れないのか、弱気派のみている論理 =================================== <ファンドは早くも買い玉削減へ> 米商品先物取引委員会(CFTC)が2月13日に発表した最新の建玉報告(COTレポート)によると、大口投機筋(Non-Commercials)の買い残高は1月27日の49万6,281枚をピークに、2月3日48万8,256枚、2月10日47万8,989枚と、2週連続で減少した。 NYMEX原油先物相場は、1月29日の1バレル=43.58ドルをボトムに、2月上旬から中旬にかけては総じて50ドルの節目絡みの相場展開になっている。このため、原油相場に対して本格的な反発を見込む向きも増えている印象だが、少なくともNYMEX原油先物市場における大口投機筋は、現在の価格水準で買いポジションを拡大すべきではないと考えていることが窺える。1月の急落局面で自立反発狙いの買いポジションを構築したものの、そこでみていた価格は50ドル前後であり、未だ60ドル、70ドルといった価格水準までは想定されていない模様だ。… … …(記事全文4,999文字)
