□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年02月16日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 WGCより2014年通期の金需給統計が初めて発表されました。昨年の金価格は2年連続の下げ相場となりましたが、その中で金需給はどのような動きを見せたのかを振り返ってみます。13年と比較して14年の金需給がどのような動きを見せ、それが15年の金需給にどのようにつながっていくのかのヒントを探りたいと思います。メディアでは余り大きく取り上げられなかったようですが、重要な統計なので主要項目を網羅的に解説します。 =================================== 2014年金需給動向のレビューと15年の金需給 ~WGC四半期報告より~ =================================== <新産金の増産ペースは鈍化するも> 産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は2月12日、昨年10~12月期と2014年通期の「Gold Demand Trend」を公表した。 コモディティ市況の短期トレンドを考える際に、他のコモディティ市場と比較して金の需給動向は必ずしも重視されているとは言い難い。価格が急騰・急落した際に、現物市場における宝飾・投資需要にどのような変化が見られるのかが注目される程度であり、それよりも通貨環境やインフレ環境といった金融的視点の方が重視される傾向にある。ただ、金にはコモディティとしての性格もある以上、当然に中長期トレンドを考えるに際しては需給動向にも注目する必要がある。特に、ドル建て金相場が10年連続の上昇相場を経た後に、2013年、14年と2年連続で下値切り下げ傾向を見せる中、需給環境がどのように変化しているのかを把握しておくことは重要である。… … …(記事全文5,407文字)
