□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年02月13日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 シカゴ穀物相場の短期分析です。今週はUSDAから2月需給報告と長期展望という二つの重要レポートが発表されていますが、これを穀物相場がどのように評価したのかを通じて、現在の穀物相場の地合と今後のポイントを検証します。相場そのものは小動きが続いていますが、現在は14/15年度の需給相場と15/16年度の天候相場の過渡期になっています。取り扱うデータが増えてきますが、冷静にポイントを把握しておきましょう。 =================================== シカゴ穀物相場は、USDA2月需給報告と長期展望をどう評価したのか =================================== <フェブラリー・ブレイク> 穀物相場の世界では、「2月安(February Break)」という言葉がある。1)農家が納税や新穀作付け費用のための手元流動性確保を目的に在庫売却を拡大させる傾向が強いこと、2)ポスト・ハーベスト・ラリー(収穫終了後の反発)で相場の割高感が強まり易い時期にあること、3)南米産の収穫が開始されることなどが、2月(場合によっては3月まで)の穀物相場を押し下げる傾向にあると言われている。 ただ実際に過去10年のデータを検証してみると、CBOTトウモロコシ先物相場が前月比で上昇したのは8年、下落したのは2年とあって、この「2月相場安」を前提としたトレーディングはリスクが高い。南米産の影響を強く受ける大豆先物相場でも、上昇したのが6年、下落したのが4年となっており、季節パターンとしてはそれ程、信頼性の高いものとは言えない。… … …(記事全文6,253文字)
