□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月26日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 原油相場は安値膠着気味の展開になっていますが、最新動向を解説します。サウジ国王死去の原油相場に対するインパクト、米原油在庫環境、ダボス会議でオイル業界関係者が何を発言したのかなどを、検証します。 =================================== 4億バレルを目指す米原油在庫、需給バランスの調整にはなお時間が必要 =================================== <サウジ国王死去で高まる不確実性> 1月23日、サウジアラビアのアブドラ国王が死去した。サウジアラビアの産油量は昨年12月時点で日量960万バレルと報告されており、世界の原油供給の約1割をカバーしている。加えて、サウジの産油政策は石油輸出国機構(OPEC)全体の産油政策にも決定的と言えるインパクトを有しているため、実際には国際原油需給に最も大きなインパクトを有している産油国とも言える。 既にロシアや米国はサウジの産油量を上回り始めているが、サウジの産油能力は日量1,200万バレル規模と推計されており、瞬時に大規模な原油供給コントロールができる産油国として、マーケットの注目度は高い。OPECはアブドラ国王の死去を受けて追悼声明を出しているが、そこでは2008年の原油相場急落時に、国王が原油価格安定化に積極的な対応策を講じたことに改めて高い評価が下されている。… … …(記事全文4,865文字)
