□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月23日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。1月の国際商品市況では銅相場の急落が注目を集めましたが、その後の動きについては余り大きく報じられていません。しかし、時間が経過したことで、銅相場がなぜ急落したのか、需給がどのような状況にあるのかなど、様々な議論が進展を見せています。国内には公設市場がない商品ですが、コモディティ市場全体における資金動向を考える上でも、銅相場の動向は参考になることが多いと思います。 =================================== 銅相場急落のその後、在庫環境と中国投機筋の動向、生産コストが焦点に =================================== <銅相場は急落に歯止めが掛かっているが> 1月中旬のコモディティ市場では、原油相場に続いて銅相場が突如急落し始めたことが注目を集めた。LME銅相場(3ヶ月物)の場合だと、昨年12月は1トン=6,200~6,500ドル水準での取引になっていたのが、1月14日の取引では一時5,353.25ドルまで、年初からの9営業日のみで15%を超える下落率を記録したためだ。 銅の国際需給バランスは基本的に緩和状態にあるため、銅相場のダウントレンドそのものは最近になって始まったものではない。2011年2月の1万0,190ドルをピークに、年間1,000~2,000ドルペースで既に4年近くにわたって水準を切り下げている相場である。しかし、今回の下げ幅は昨年3月に中国で銅在庫を利用したファイナンス・スキームのデフォルト(債務不履行)が警戒されていた際とほぼ同じであり、特別な材料がない中での急落相場が、市場で様々な観測を呼び起こしている。… … …(記事全文4,507文字)
