□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月21日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場は、相変わらず昨年から続くボックス圏内での値動きに留まっています。短期のトレンドは、他素材市況同様に下を向いていますが、銅や原油相場のように本格的に売り込むような動きが見られる訳ではなく、決め手に乏しい相場環境になっています。最近の主なトピックを確認してみましょう。 =================================== 中国で住宅・自動車市場に復調の兆しも、天然ゴム価格の上昇は困難か =================================== <中国の天然ゴム需要に対して過度の弱気見通しは後退> 東京天然ゴム先物相場は、1月6日の1kg=215.50円をピークに、足元では190円台前半まで値位置を切り下げる展開になっている。高値からは10円を超える値下がりになっているが、昨年11月以降のボックス圏内の値動きであり、引き続き明確なトレンドを形成しているとは言いがたい状況にある。上海の天然ゴム先物相場も、昨年9月後半から続くボックス圏内での値動きになっており、やや下押し圧力が優勢ながらも決め手に乏しい相場環境が続いている。 中国経済の成長見通し悪化が続く中、中国経済との連動性が強い主要コモディティ市況は軒並み下押し圧力に晒されている。上海期貨交易所における年初来からの騰落率を見てみると、鉄筋が-11.1%、銅が-10.5%、亜鉛が-2.9%、アルミニウムが-1.4%など、特に住宅市場と関係の深い素材市況に強力な下押し圧力が観測されている。こうした中で、天然ゴムの騰落率は-6.3%となっており、上海商品市場の中では「平均的に悪い」パフォーマンス状態にあると評価できよう。… … …(記事全文4,584文字)
