□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月19日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場は昨年の軟調地合を引き継ぐ展開になっていますが、ここにきて反発期待の声も聞かれ始めています。こうした中、IEAは1月月報において今年後半に原油相場の急落に歯止めが掛かる可能性を指摘しました。IEAがどのようなロジックを構築しており、何か原油需給・価格の論点になっているのかを検証します。 =================================== IEA1月月報が示した、原油価格の楽観論と悲観論 =================================== <IEA月報の交錯したメッセージ> 国際エネルギー機関(IEA)が1月16日に発表した最新の月報(Oil Market Report)は、原油価格に対して強弱双方のメッセージを伝えるものになった。 「マーケットの底がどこにあるのか誰もが疑問に思っている」と不確実性を指摘するも、「価格急落のインパクトは大きい」とした上で、「流れが反転する兆候」があると、今後の原油相場反発に一定の期待を持たせる形になっている。ただその一方で、「大きな供給障害が起きなければ、差し迫ってはいない(not imminent)」として、短期の原油価格反発期待に対しては慎重姿勢を維持した。要するに、過去半年以上にわたる原油相場急落が反発の下地を作り始めているものの、まだその時期ではないというものである。… … …(記事全文4,398文字)
