□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月16日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物相場を取り上げます。2015年のスタートは買い先行でしたが、今週の穀物相場は総じて軟調地合を強いられています。USDAの需給報告と四半期在庫という二つのイベントがネガティブ材料視された結果ですが、同統計を受けて穀物の需給・価格見通しがどのように変わったのかを検証します。また、商品インデックフファンドのリバランスについても、簡単に解説します。 =================================== USDA報告を受けて再び軟化した穀物相場、何がネガティブ視されたのか =================================== <インデックスファンドのリバランス> 商品市場では、年初に商品インデックス(指数)ファンドのリバランス(資産構成比率の組換え)という大きなイベントが存在する。各ファンドによってどのような比率でどのコモディティを保有するのかルールは異なるが、一般的には現物市場の市場規模や価格を指数化して、資産保有比率の変更を行うことになる。 その意味では、年初からの穀物相場に対しては一定の追い風が吹いていた。大手商品インデックスファンド「S&P GSCI」の場合だと、2014年比でエネルギーが-0.54%の71.42%となるのに対して、農産物は同+0.27%の13.24%となっており、エネルギーから農産物市場に対する資金シフトの動きが想定されていたためだ。同ファンドの場合だと、昨年10月時点で既に15年の運用方針を発表しているため、基本的には「織り込み済み」の材料とも言える。商品インデックスファンドの誕生直後には、年初のリバランスで荒れた動きが発生する傾向が強かったが、近年は時間を掛けてこのリバランスの動きを消化していくため、実際にリバランスが実施される年初からの数日間に突発的な買いや売り圧力が観測されることは少なくなっている。… … …(記事全文5,055文字)
