□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月15日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今週のコモディティ市場では、銅相場の急落が注目を集めています。世界経済、中国経済の減速など様々なロジックで解説されているようですが、少し違った角度から銅相場急落の理由について読み解いてみたいと思います。まだ、急落相場が始まったばかりとあって推論になりますが、注目すべきポイントなどを検証します。 =================================== 銅相場急落の真相 ~銅需給が緩和見通しであるのは間違いないが~ =================================== <投機マネーの循環に注目> 銅相場が急落している。LME銅相場(3ヶ月物)は、1月14日の取引で1トン当たり前日比-312ドル(-5.3%)の5,548ドルと急落した。一時は8.6%の下落率も記録しているが、これは1日の値動きとしてはリーマン・ショック直後の2008年10月以来で最大である。この前日の1月13日の取引でも前日比-2.6%と急落していたが、ここにきて銅相場に対する投機売り圧力が強くなっているのは明らかである。 直接的なきっかけとしては、世界銀行(World Bank)が1月13日に発表した最新の「世界経済見通し(Global Economic Prospects、GEP)」において、慎重な経済見通しを示した影響が指摘されている。世界銀行によると、世界経済は2014年に推定+2.6%の成長を記録したが、15年が+3.0%、16年が+3.3%、17年が+3.2%と、低成長時代が続くとの見通しが確認されている。… … …(記事全文4,990文字)
