□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年01月13日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の急落傾向が続いています。いまだ底が見えない状況になっていますが、こうした中でゴールドマン・サックスが発表した最新の価格見通しが、原油価格を更に押し下げる悪循環が見受けられます。同社がどのような価格見通しを提示し、そのロジックには何を採用しているのかを確認します。また、最近の原油市場における変化の兆候についても、マーケットで話題になっているテーマを紹介します。 =================================== ゴールドマン・サックスが原油価格予想を引き下げたロジック =================================== <改めて原油売りの動きが加速> 1月12日のNYMEX原油先物相場は、1バレル当たりで前日比-2.29ドルの46.07ドルと急落し、2009年4月20日以来の安値を更新した。昨年末の53.27ドルに対して、既に最大で7.31ドルの下げ幅を記録している。BloombergのNY原油市況では、「ゴールドマン・サックス・グループとソシエテ・ジェネラルが原油価格予想を引き下げたことから、売りがかさんだ」と解説されている。 民間金融機関の価格予想に大きく振り回される相場展開には違和感がない訳ではないが、マーケットの抱く漠然とした不安感を大手金融機関が共有していると確認されたことが、投機売りに拍車を掛けた模様だ。底値が見えない不安心理に、大手金融機関が一種の「お墨付き」を与えたことが、原油売りに対する安心感を一段と強めている。… … …(記事全文4,614文字)
