□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年11月7日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。WTI原油相場の軟調地合が続いていますが、米国内需給動向を中心に、最新の状況と今後の展望を解説します。また、これまでWTI原油相場の動向に関わりなく高止まりしていたブレント原油相場が軟化し始めている理由、天然ガスと原油価格との関係などについても、検証してみます(3,141文字)。 =================================== WTI原油相場の急落で、米国と欧州の精製会社のパワーバランスが歪む =================================== NYMEX原油先物相場は、8月28日の 1バレル=112.24ドルをピークに、9月末102.33ドル、10月末96.38ドルと急ピッチに値位置を切り下げ、直近の11月5日には一時93.07ドルまで値位置を切り下げている。 約2ヶ月強の期間で累計19.17ドルの急落となっており、6月24日以来の安値を更新している。取組高をみても5週連続で減少しており、7~8月にかけてエジプトやシリア、リビアなどの地政学的リスクを背景に買い進んできた投機ファンドが、ほぼ完全にWTI原油市場から撤退したことが明確に確認できる状況になっている。 依然として中東・北アフリカの地政学的環境に先行き不透明感が残されている中、地政学的リスクの織り込みが本格化する前の価格水準に対して全く違和感がない訳ではない。ただ、こうした過熱気味の軟調地合を正当化するレベルまで、米国内の原油需給環境が悪化しているとみるべきだろう。… … …(記事全文4,198文字)
