□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年11月5日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。これまで金融緩和の長期化観測で強含んでいた金相場が、再び軟化しています。様々な分析が試みられていますが、主に「通貨としての金」の視点から、金価格の現状と展望を考察します。また、カナダのバリック・ゴールドが南米で金鉱山開発の停止を発表しました。今、鉱山会社を取り巻く環境はどのようになっているのかも、簡単に解説します(3,450文字)。 =================================== バリックは南米の鉱山開発を停止、金価格の緩和プレミアム加算は一服へ =================================== 産金最大手であるカナダのバリック・ゴールドは10月31日、南米チリとアルゼンチンの国境にあるパスクア・ラマ鉱山の開発を無期限で停止すると発表した。 同鉱山は、これまでバリック・ゴールドが50億ドル(約4,930億円)以上の資金を投入して開発を進めてきたものであり、近い将来は同社の金生産における柱の一つになることが期待されていたものだった。しかし、鉱山開発の許認可トラブル、労働争議、開発コストの増大、そして金価格の急落などを理由に、一旦は開発計画を白紙に戻すことになっている。 仮にパスクア・ラマ鉱山の操業が開始されれば、最初の5年間で年間最大85万オンス(26.4トン)の生産が見込まれていた。しかし、十分な収益性の確保ができるのか不透明感が強まる中、今後は権益の一部売却なども視野に、あらゆる選択肢を検討する方針が示されている。… … …(記事全文4,590文字)
