□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月31日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。約半月ぶりに天然ゴム相場の解説を行います。ここ最近は天然ゴム需給に関して特に目新しい材料が見当たらず、方向性に乏しい展開が続いています。このため、特に取り上げるようなトピックがありませんでしたが、今月は中国の短期金融市場に対する注目度が高くなっていますので、同市場の現状とそれが天然ゴム市況に及ぼす影響について解説します。また、穀物相場では一般的な分析手法である在庫率から、天然ゴム相場の適正水準も検証しています。更に、FOMCの簡単な評価も行っています(4,125文字)。 =================================== SHIBOR上昇が天然ゴム相場の上値も圧迫中、在庫率から計算した適正価格 =================================== 10月29~30日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催された。今会合に関しては、いずれにしても大きな政策変更は無いとの見方から関心は低かったが、実際に特に今後の金融政策見通しについて確実性を高めるような内容にはなっていない。 声明文発表後のマーケットは、一応はドル高で反応しており、コモディティ市場では金価格を筆頭に、全般的に売り圧力が若干強くなっている。ただ、特に明確なトレンド形成に発展するような動きまでは確認されておらず、こうした点からも決め手に乏しい会合だったことが再確認できる。 米連邦債務上限引き上げを巡る混乱で米政府機関が一時閉鎖に追い込まれる中、政策判断に必要な経済統計の集計が遅れている。実体経済にどの程度のダメージが発生し、そこからの回復がどの程度のペースで進展するのかなど、余りに不確実性が多いことで、政策変更は「行わない」ではなく、「できない」との評価が優勢になっている。しかも、より精度の高い景気分析が行うことができる12月FOMCでは、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)の記者会見も予定されており、9月雇用統計で雇用市場の減速リスクも警戒される中、今会合での政策変更が見送られたのは必然的な結果と言える。… … …(記事全文5,377文字)
