□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月30日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。WTI原油相場は10月下旬に大きく値位置を切り下げました。このため、原油価格には急落イメージが付きまとっていますが、実際の所は違った視点・分析が必要だと考えています。日本市場では専らWTI原油価格動向のみが注目されていますが、もう少し視点を広げて、原油価格の現状と展望を考えて見ましょう(3,619文字)。 =================================== WTI原油の急落に騙されてはいけない、国際原油価格の本当のトレンド =================================== 10月の国際原油市場では、油種間で地合の違いが目立つ状況になっている。 国内商品市場において指標原油として注目度の高いNYMEXのWTI原油先物相場は、8月28日の1バレル=112.24ドルをピークに、24日には一時95.95ドルまで急落し、その後も概ね95~100ドルのレンジで揉み合う展開になっている。このため、どうしても原油価格は急落しているとのイメージが持たれ易く、ガソリン小売価格の高止まりに対しては、一部経済評論家などからも「ボッタクリ」などの厳しい批判が寄せられている。 しかし、少し視点を変えてICEのブレント原油先物相場を見てみると、9月末の104.89ドルに対して29日終値は106.43ドルとなっており、前月比だと小幅ながら+1.5%と逆に原油高が進行しているのが現実である。… … …(記事全文4,719文字)
