□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月29日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金価格との比較で、プラチナ価格の上昇幅が大きくなっています。米金融緩和の長期化観測でここ2週間の金価格は反発していますが、それ以上にプラチナ価格に対して押し上げ圧力が強くなっています。その背景にあるのは最大生産国である南アフリカ情勢ですが、これまでスト発生でも殆ど反応しなかったプラチナ相場が、今回のスト発生「リスク」には敏感に反応している理由を解説します。一つ一つのヘッドラインだけを見ていても、現在、南アフリカで何が起きようとしているのかは理解できません(3,472文字)。 =================================== 南アで再び不穏な動き、これまでとは違いプラチナ価格が上昇している理由 =================================== NYMEXプラチナ先物相場は、10月15日の1オンス=1,361.30ドルをボトムに、28日終値では1,472.90ドルまで切り返し、9月19日以来の高値を更新している。米金融緩和政策の長期化観測を背景に価格連動性の強い金価格が戻り圧力を強めている影響もあるが、それと同時に南アフリカ情勢が急速にきな臭くなっている影響も指摘されている。 金価格とプラチナ価格の相関係数(-1~+1の間で両係数の相関度を示す)を調べてみると、10営業日(2週間)の検証機関だと10月28日時点で+0.96という数値が出てきている。10月16日時点では一時+0.41まで低下していたが、ここにきて再びプラチナ価格形成における主導権が金価格動向にシフトしていることが明確に確認できる状況にある。 各種メディアの市況解説では、南アフリカにおけるストライキ発生のリスクに言及するものが目立つが、プラチナ価格のトレンドという観点では、引き続き金価格動向に注目せざるを得ない。現時点では、金価格動向と独立してプラチナ相場が独自の上昇トレンドを形成し始めたとまでは評価できない。… … …(記事全文4,631文字)
