□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月28日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。インドと中国の金現物需要環境を検証します。これまでは、両市場は同一の視点で評価されるのが普通でしたが、ここにきて大きな違いが見受けられます。この両者の違いは何を意味するのか、金価格に対してはどのような影響があるのかを考えて見ましょう。また、ここ2週間の金価格は反発傾向を強めていますが、そのロジックや今後の展望についても検証します。他に、ロンドンの金現物需給環境、GSの最新見通しの紹介なども行っています(3,742文字)。 =================================== インドのプレミアム高騰・中国のプレミアム急低下、金需要環境を考える =================================== インド国内の金価格が高騰している。インド商品取引所における純金価格は、10グラム=3万1,500ルピー水準での取引になっているが、これは年初の価格水準を28%以上も上回っている。9月下旬から10月上旬にかけては、ドル建て金相場の軟化にもかかわらず3万ルピー前後で下げ渋ったが、ここにきてドル建て相場の反発と連動して、一気に地合を引き締めている。 ただ、インドの金価格について注目したいのは、ルピー建て金価格そのもの値動きよりも、ドル建て金価格とのスプレッドである。 もともと、アジア地区の金価格に対してはロコロンドンなどに対して一定のプレミアムが加算された状態が通常だが、9月以降にインド国内金価格に対するプレミアムが急騰しているのである。9月初めの時点ではロコロンドンに対して1オンス=50~90ドル程度のプレミアムが加算されていたが、10月上旬には一気に200ドル前後まで急伸し、現在は250ドル前後のプレミアムが観測されている。もちろん、これは過去最高である。… … …(記事全文4,909文字)
