□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月23日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。米政府機関閉鎖で発表が遅れていた9月雇用統計が貴金属相場に及ぼす影響を確認した上で、プラチナ需給に影響を及ぼしえる最新のヘッドラインについて解説を行います。また、GFMSのプラチナ需給見通しから、今後3年程度のマクロ需給見通しを検証します。現在の価格水準で、需給はどのように動くのがメインシナリオになっているのかを解説します(3,808文字)。 =================================== GFMSプラチナ需給見通し、現在の価格水準で需給がどう動くのかを検証 =================================== NYMEXプラチナ先物相場は、10月15日の1オンス=1,361.30ドル をボトムに、10月22日終値では1,450.70ドルまで反発している。工業用金属相場が総じて強含みに推移する一方、価格連動性のある金価格が反発していることが、素直に好感されている模様だ。 引き続きパラジウムなど他の工業用金属相場との比較では上値の重さが目立つが、金価格さえ反発すれば、プラチナ相場でも安値是正の動きが強まり易いことが再確認できる。2012年の総需要に締める投資需要の比率を計算すれば、プラチナの5.7%に対してパラジウムは4.7%であり、両市場の需給構造に及ぼす投資需要の重要性には大きな変化はない。ただ、マーケットではプラチナに対しては「貴金属性」を見出す向きが多い模様であり、どうしても金価格との連動性が断ち切れていない。 こうした中、10月22日に発表された9月米雇用統計が金・プラチナ相場に対してはポジティブに機能している。本来は10月3日に発表が予定されていたが、米政府機関の閉鎖によって発表が延期されていたものである。… … …(記事全文5,012文字)
