□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月15日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。中国の石油需要環境・見通しの変化、それに伴う国際原油需給バランスの変化について検証します。中国の貿易統計とIEA月報の解説を通じて、マクロな原油需給動向について考察してみましょう。原油価格が急騰も急落もしない背景が、良く理解できると思います(3,332文字)。 =================================== 中国の9月原油輸入量が過去最高を更新、中国の素材需要が拡大している =================================== 東京市場が体育の日の三連休を迎えている中、中国で強めの経済統計が相次いで発表された。 足元のグローバル・マーケットでは、専ら米議会における財政協議の進展状況が注目されているため、中国経済に対する関心は余り高いとは言えない。6月には、シャドー・バンキング(影の銀行)問題などへの対処から、中国経済の大幅な減速は必至との悲観ムードが広がっていた。しかし、その後は同国の実体経済を示す指標が総じて改善傾向を見せていることで、中国経済動向は余り注目されなくなってきている。 ただ、コモディティ需要の伸び率を考える際には、世界で最も資源需要に不確実性を残した中国経済の動向が極めて重要であることは間違いない。CRB商品指数は6月28日に275.54ポイントと約1年ぶりの安値を更新していたが、その後は総じて280~295ポイントのレンジで小動きに終始している。こうした点からは、6月との比較では中国経済に対する信認が回復するも、完全には強気になり切れていない気迷いムードが確認できる。… … …(記事全文4,358文字)
