□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月11日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場は乱高下を繰り返しつつも明確なテーマ設定のできない、極めて不安定かつ投機色の強い相場環境になっています。一応は日々の市況解説で上昇・下落の理由が解説されていますが、実際の所は何を根拠に価格形成が行われているのかが分かりづらい状況です。こうしたゴム相場を取り巻く現状を解説した上で、今後の相場ポイントを検証します(3,309文字)。 =================================== 極度の薄商いの中、相場テーマの設定に迷う天然ゴム相場の現状分析 =================================== 10月の東京ゴム先物相場を見てみると、月初は9月下旬の急落地合を引き継ぐ形で下値追いの展開となり、10月4日には1キログラム=253.80円と8月8日以来、約2ヶ月ぶりの安値を更新した。しかし、その後は米予算協議・債務上限引き上げ問題を巡る混乱状況と逆行するかのように下げ止まり、本日高値は267.00円に達している。 押し目買いと戻り売りが交錯する不安定な相場展開が約2週間にわたって続いており、薄商いの中で取組高のみが積み上がっていく、やや不気味な相場環境になっている。散発的に投機的な売買が行われているが、結果的に強気派と弱気派の双方が決定打を欠く中、中途半端な値洗い環境に損益確定が躊躇されており、因果玉とまでは言えないものの、身動きが取れずに様子見を続けているポジションが増えていることが窺える状況にある。 今週は最大需要国である中国の国慶節明けで値動きが活発化するとの期待感もあったが、1日当りの平均出来高は7月の9,438枚、8月の8,989枚、9月の8,316枚に対して、10月(10日時点)は6,852枚に留まっており、徐々にゴム相場における売買人気が低下していることが窺える。… … …(記事全文4,393文字)
