□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月10日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。米政府閉鎖の直接的な影響は比較的小さい穀物相場ですが、市場関係者の困惑という観点では、コモディティ市場では最も厳しい状況に置かれていると言えるのかもしれません。どのマーケットも程度の違いこそあっても政府統計に強く依存していますが、農業関連統計は特に民間調査が困難なこともあり、政府機能が停止すると、どうしても正常な判断を下せているのか、不安心理が広がり易くなっています。こうした特殊な環境の中にある穀物相場の現状と展望を考察します(3,602文字)。 =================================== USDA統計の発表は依然として停止中、手探り状態の穀物相場の考え方 =================================== 米農務省(USDA)の年間計画では10月11日に最新の需給報告が発表される予定だったが、今回は同統計の発表見送りが正式決定された。米エネルギー省(DOE)はデータの発表を継続しているが、USDAはあらゆるデータの集計・発表・問い合わせ対応を取り止めており、ウェブサイトには「連邦政府の財政失効によって、このウェブサイトは使用できません」との簡単な表示だけが続いている。 筆者は、主要な統計データの発表されるアドレスを記録しているので過去データへのアクセスが一応は可能である。トップページから訪問してもデータへのアクセスはできないが、データそのものがUSDAのウェブサイト向けデータベースから削除されている訳ではないようだ。ただ、今から新たにUSDAのウェブサイトを訪問しても、何も情報が得られない状況になっているだけに、手掛かりの乏しさは否めない。 今回発表が予定されていたUSDA需給報告の焦点は、9月以降の産地気象環境改善によって、どこまで新穀の生産高見通しが上方修正されるのかが最大の焦点だった。… … …(記事全文4,823文字)
