□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年10月1日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金相場は連日のように10ドル単位の値動きが見られるものの、トレンドの形成にまでは至らない不安定な相場環境になっています。米債務上限問題の考え方、最新の米金融政策見通し、LBMAの貴金属カンファレンスにおける発言内容などを通じて、金相場の現状を展望を考察します(3,500文字)。 =================================== 債務上限問題という金価格の上昇シナリオは不発気味、過去2年の教訓 =================================== 内外の金価格の方向性が定まらず、乱高下が繰り返されている。 9月上旬のCOMEX金先物相場は、量的緩和縮小の思惑を織り込む形で軟化し、8月28日の1オンス=1,434.00ドルをピークに、9月18日には1,291.50ドルまで値位置を切り下げ、8月8日以来の安値を更新した。その後は、同日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で確実視された量的緩和の縮小開始が見送られたことで1,375.40ドル(9月19日)まで急反発するも、量的緩和が早期に縮小される流れには変化が無いとの冷静な評価が優勢となった結果、総じて1,300ドル台前半まで再び値位置を切り下げている。ただ、このタイミングで米連邦債務上限問題が再浮上したことが下値を支えており、乱高下を繰り返しながらも明確な方向性を打ち出せていない。 短期の金価格動向は、「連邦債務上限問題の先行き不透明感→金に対する退避需要→金価格上昇」のフローに支配されており、この問題に一定の結論が出るまでは、突風的な上昇圧力に対する注意が要求されることになる。… … …(記事全文4,396文字)
