□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月30日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカのプラチナ鉱山でストライキが発生しました。従来であれば、これでプラチナ相場は急伸する所ですが、今回は殆ど目立った反応が確認されていません。なぜ、プラチナ相場がストライキに反応しなくなったのか、できなくなったのかを中心に、プラチナ相場の現状と展望を検証します(3,248文字)。 =================================== アムプラッツでスト発生も、プラチナ相場が反応しない理由を考える =================================== NYMEXプラチナ先物相場は、6月28日の1オンス=1,296.00ドルをボトムに8月27日には1,558.00ドルまで急伸したが、9月は総じてじり安の展開になっている。足元では1,400ドル台前半に新たなレンジを形成しつつあるが、依然として下値切り下げ傾向には歯止めが掛かっていない。 中国経済のハードランディングシナリオが後退し、自動車触媒用貴金属需要に大きな影響力を有する欧州景気に改善の兆しが目立つなど、純粋にプラチナ需給のみを考えれば今月の150ドル幅の急落を正当化するのは難しい。実際に他の工業用金属相場は特に大きく値崩れを起こしている訳ではなく、プラチナ相場の地合の弱さには違和感も強い。 ただ、短期の価格トレンド決定においては、プラチナ需給動向が余り材料視されていない状況には変化がなく、結局は金価格次第という不安定な相場環境が続いている。ここにきてプラチナ相場の下落ペースが鈍化しているのも、専ら金相場が連邦債務上限問題への警戒感から下げ渋っていることが原因であり、プラチナ需給の制約環境などが積極的に評価されているとは言い難い。… … …(記事全文4,314文字)
