□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月26日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物市場では、トウモロコシと大豆相場がじり安傾向を維持する一方で、小麦相場がやや不安定な値動きになっています。国内の公設市場では取引されていないマーケットですが、小麦相場を取り巻く現状、他穀物相場への影響を考えた上で、トウモロコシ・大豆相場の現状と今後の展望を考察します(3,171文字)。 =================================== 小麦相場に不穏な動きも、ハーベスト・プレッシャーの織り込み続く =================================== 9月中旬のシカゴ穀物市場では、トウモロコシ・大豆相場の軟調地合が継続する一方、小麦相場が地合を引き締めているのが目立つ状況にある。 今年の小麦相場と言えば、2013/14年度の世界期末在庫見通しは12/13年度から減少見通しになっているものの、トウモロコシ相場の軟調地合につられる形でじり安傾向が続いてきた相場である。CBOT小麦先物相場は、年初の段階では1Bu=750セント水準での取引になっていたが、春小麦の良好な作付け・生育環境が確認された初夏以降に地合を悪化させ、直近2ヶ月は650セント水準での乱高下を繰り返す不安定な値動きになっている。 米農務省(USDA)の9月需給報告によると、米国産の期末在庫見通しは前年度の7.18億Buから5.61億Buまでの減少見通しであり、在庫率ベースだと07/08年度以来の低水準が予測されている。世界期末在庫を見ても前年度の1億7,385万トンを下回る1億7,299万トンとなっており、特に大きく値崩れを起こすような理由は見当たらない。ただ、トウモロコシ相場が記録的な豊作環境を背景に値位置を切り下げる中、需要に代替性のある小麦相場のみが高値を維持することは不可能だったというのが現状である。… … …(記事全文4,287文字)
