□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月25日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の現状分析と展望です。9月入りしてから7月、8月と続いてきた上昇相場が一服しています。現在の天然ゴム価格形成環境を中心に、タイや中国の最新事情などを解説します。乱高下を繰り返す不安定な値動きが続いていますが、その背景を読み解きます(3,365文字)。 =================================== 原油連動の高騰相場は一服も、タイや中国の不穏な動きで値崩れも起きず =================================== 9月の東京ゴム先物相場は、極めて不安定な相場展開を強いられている。 9月9日には1キログラム=290.3円まで上昇して5月23日以来の高値を更新するも、同17日には268.40円まで、最大21.90円(7.5%)もの急反落となった。7~8月にかけてのゴム相場上昇の主な原動力は原油高だったため、シリア情勢の緊張状態緩和などを背景に原油高にブレーキが掛かる中、これで漸く外部環境主導のゴム相場高は一服したとの弱気見通しが優勢になった結果である。 しかし、その後は特に目新しい材料がない中で、9月20日の286.90円まで急反発するなど、論理的な解説が難しい相場展開になっている。一応、当レポートの分析を紹介しておくと、中国が中秋節の連休で商いが極度に細る中、投機的な買いが膨らんだことが相場の一時的な急騰を招いたに過ぎないと考えている。上昇したのは専ら期先限月となっており、現物需給とのリンクが強い当限では特に大きな値動きは確認できないことからも、それは明らかである。無理に上昇の理由を考える必要もないだろう。実際に、今週に入ってからは戻り売り圧力が強くなっており、あっさりと前週の上昇幅を相殺し、結果的には280円前後で乱高下を繰り返すもののトレンド形成には至っていない。… … …(記事全文4,338文字)
