□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月19日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。FOMCを受けて金価格が急進しています。FOMCとその後のバーナンキFRB議長の議会証言で何が決まり何が語られたのか、それが金価格に及ぼす意味、今後の金価格の見方について解説します(3,937文字)。 =================================== FOMCの緩和縮小見送りで急落した金価格の行方、議長と市場の対話不足 =================================== 9月17~18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、日本時間の19日午前03:00時に声明文(statement)の発表が行われた。同声明文が発表される前にクローズしたCOMEX金先物相場(立会取引)は前日比-1.80ドルの1オンス=1,307.60ドルと専らポジション調整に終始していた。しかし、引け後にFOMC声明文が発表されたことを受けてのGlobexでは一気に1,368.20ドルまで上値を切り上げており、最大で60.60ドルもの急伸地合が形成されている。 今会合では、量的緩和政策(QE)に基づく債券購入の縮小がほぼ確実視されていた。これは昨秋に開始されたQE3の終了時期が近づいているのみならず、リーマン・ショック後の2008年に導入されたQE1~QE3という一連の量的緩和政策に幕引きを図る動きと評価されていることで、ドル紙幣のばら撒き政策そのものがピークアウトを迎えるための第一歩となるはずだった。 マーケットの関心は量的緩和縮小の有無というよりも、毎月850億ドルペースで行われている第一歩をどの程度の規模でスタートするかであり、100億~150億ドル前後をメインシナリオに米連邦準備制度理事会(FRB)の本気度を打診するイベントとなるはずだった。… … …(記事全文4,927文字)
