□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月18日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ需給環境の最新動向を解説します。南アフリカで準備が進んでいる新しい鉱山法案の意味、金鉱山の労使交渉の続報、中国の環境規制の評価、今後のプラチナ価格の見方などについての解説になります(3,489文字)。 =================================== プラチナ鉱山業界への「いじめ」? 南政府が準備する新法案の意味 =================================== 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は9月17日、南アフリカで鉱業関連法案の修正が検討されていると報じている。具体的な内容については明らかにされていないが、鉱山部門に対して政府がより積極的な関与を行える環境を整備する内容になる模様だ。 南アフリカでは、「貴金属価格低迷で経営環境が悪化した鉱山会社」と「厳しいインフレ環境で生活苦が続く鉱山労働者」との間で、利権分配を巡る紛争が多発している。そのクライマックスの一つが昨年8月の大規模な労働争議であった訳であり、「経営への影響を最小限度に留めるためにインフレ率と同じレベルの賃上げに留めたい鉱山会社」と「インフレ率を上回る賃上げで生活環境の改善を実現したい鉱山労働者」との間で、激しい綱引きが行われている。 この激しい波の中で勢力を強めたのが新興労組である鉱山労働者・建設組合(AMCU)である。強硬な労使交渉スタンスは労働者からの高い支持を集め、南アフリカで絶対的な勢力を有していた全国鉱山労働組合(NUM)から組合員を奪うと同時に、ストライキによる賃上げ要求を繰り返して、実際に大きな成果を上げている。… … …(記事全文4,484文字)
