□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月10日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場は7月、8月と急伸地合を形成してきましたが、9月入りしてから調整圧力が強くなっています。現在、どのようなテーマを設定して価格形成が進んでいるのかを読み解いた上で、最新の需要・供給動向を解説します。南アフリカの金鉱山で労使交渉が本格化していますが、むしろプラチナ相場の方が高い関心を示す異常な状況になっています(3,600文字)。 =================================== 金鉱山の労使交渉に一喜一憂するプラチナ相場、材料多数も金価格に連動 =================================== 最大のプラチナ生産国である南アフリカでは、各種産業で労使関係を巡って大きな問題が見え隠れしているが、プラチナ相場に対する影響は限定されている。南アフリカ通貨ランド相場の乱高下など興味深い動きも見られるが、結局の所はプラチナ独自のファンダメンタルズ要因は余り積極的に評価されていないと言わざるを得ない。 NYMEXプラチナ先物相場は、6月28日の1オンス=1,296.00ドルをボトムに、8月27日には1,588.00ドルまで最大292.00ドル(22.5%)の急激な切り返しを実現した。世界経済に対する信認回復で工業用金属需要の拡大期待が強まる中、プラチナ需要環境を再評価する動きが、プラチナ相場を押し上げたと評価されている。特に、8月下旬にLME銅やアルミ、ニッケルなどの非鉄金属相場が反落する中でもプラチナ相場は堅調地合を維持したことで、漸くプラチナのタイトな需給環境が再評価されたとの見方が強まり始めていた。 しかし、9月のプラチナ相場はあっさりと調整圧力を強めており、「結局の所は、金価格に連れ高していただけでは?」との疑問が浮上している。… … …(記事全文4,744文字)
