□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月4日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シリア情勢を巡る思惑から、原油相場は引き続き不安定な値動きを強いられています。前週はシリアに対する早期介入はないとの観測からやや調整圧力が強まりましたが、ここにきて米議会がシリア介入を承認するとの観測が強くなっています。こうした地政学的環境に加えて、最近の供給動向、原油価格動向などについて解説します。また表題にある通り、最近の新興国通貨安は新興国のエネルギー政策に大きな転換を迫っています。インド情勢を中心に、最新の動きを報告します(3,450文字)。 =================================== 新興国通貨安でほころびが見え始めた米国のイラン産原油包囲網 =================================== シリア情勢を受けて既に高騰していた原油価格が一段高となる中、世界各地で石油価格高騰が深刻な問題になっている。 例年だと、夏のドライブシーズンのガソリン需要が一服することで、この時期の石油価格は軟化し易い時期になる。製油所向けの原油需要がピークアウトし、ガソリン価格を中心に夏の高値を是正するのが例年のパターンになる。実際に米国では、NYMEX改質ガソリン先物相場が7月19日の1ガロン=316.32セントをピークに、9月3日終値は286.46セントまで値位置が切り下がっており、米国内需給要因を背景とした石油相場高は一服していることが明確に確認できる。… … …(記事全文4,535文字)
