□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月3日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。9月2日は米市場が休場とあって特に新しい展開などは見られないので、今回は新興国通貨安とコモディティ市況の関係について解説します。特に、砂糖やコーヒー市場で通貨動向が注目されていますが、ブラジル通貨安がどのような影響を及ぼしているのかを紹介します。また、南アフリカ・ランド相場も軟化していますが、それがプラチナ相場に及ぼす影響についても検証してみましょう(3,916文字)。 =================================== 新興国通貨安とコモディティ市況 ~低迷する砂糖相場を中心に~ =================================== シリア情勢を受けての売買に、漸く一服感が広がり始めている。当初は8月中にもシリアに対する西側諸国の攻撃が開始されるとの観測が強かったが、各国ともに国内世論の反発が強く、化学兵器使用を黙認はできないものの、新たな戦線拡大には慎重ムードが強い難しい局面を迎えている。このため、シリアの地政学的リスク剥落と連動する形で、「シリア前」の相場環境に回帰しつつある。 9月2日の米市場はLabor Dayで休場となったが、同日の欧州株は約8週間ぶりの上昇率を記録し、日経平均株価に関しても最近のレンジ下限からの反発傾向が目立つなど、徐々に先進国株の再評価が促されている。まだシリアに対する軍事介入が行われる可能性は高いものの、やはり限定的なミサイル攻撃などの小規模制裁に留まり、本格的な戦線拡大には至らないとの楽観ムードが、リスク資産の再評価を促している。… … …(記事全文5,028文字)
