□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年9月2日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シリア情勢を巡って金価格は不安定な値動きを強いられていますが、前週の急伸相場の構造を読み解いてみたいと思います。安全資産としての退避需要で上昇したといった解説が一般的のようですが、実際には違った角度からの分析が必要と考えています。前週の金市場で何が起こったのかを確認すると、現在の金価格の決定要因が良く理解できると思います(3,328文字)。 =================================== シリアの武力介入シナリオで警戒されたのは、金価格の過去最高値更新 =================================== COMEX金先物相場は、8月28日の1オンス=1,434.00ドルをピークに、30日終値では1,396.10ドルまで値位置を切り下げている。シリア情勢の緊迫化を背景に5月14日以来の高値を更新するも、そこから一段と上値を試すことには失敗しており、足元では再び1,400ドルの大台を割り込む展開になっている。 前週は、シリアのアサド政権が反政府組織に対して化学兵器を使用したとの疑惑が強まる中、マーケットは一気に緊張状態に陥った。従来から欧米諸国は化学兵器を使用した場合には軍事介入の可能性も指摘していたが、8月26日にケリー国務長官が「シリアで化学兵器が使用された」との見方を示したことで、その先には当然に軍事介入への発展があるとの見方が広がった結果である。… … …(記事全文4,380文字)
