□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年8月29日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シリア情勢の評価をめぐって不安定な値動きが続いていますが、足元では安全資産や原油市場に対する資金流入傾向に一定の歯止めが掛かった形になっています。一方、プラチナ価格は緩やかなペースでの上昇地合を継続していますが、シリア情勢をめぐるマーケットの最新評価、プラチナ生産環境の現状などについて報告します(3,620文字)。 =================================== シリアリスクの軽減が進んでいる理由、プラチナ相場じり高の構図 =================================== 米軍のシリア情勢介入観測からパニック化したグローバルマーケットであるが、より詳細な状況が明らかになるにつれて、冷静さを取り戻し始めている模様だ。8月27日の取引では前日比+27.10ドルの1オンス=1,420.20ドルと急騰したCOMEX金先物相場は、翌28日のアジアタイムに5月14日以来の高値となる1,434.00ドルを記録したが、引け値では前日比-1.40ドルの1,418.80ドルと、小幅ながら反落している。 NYMEX原油先物相場も8月27日の取引では前日比+3.09ドルの1バレル=109.01ドルと急伸し、翌28日のアジアタイムには更に112.24ドルまで値位置を切り上げたが、引け値では前日比+1.09ドルの110.10ドルに留まっている。こちらは上昇基調そのものは維持しているが、チャート上では大きな上ヒゲを形成した形になっており、110ドル台乗せからさらに上値を試すことには失敗した形になっている。… … …(記事全文4,655文字)
