□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年8月27日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物相場が急伸しています。簡単に、産地天候不順の影響と解説されることが多い相場ですが、各種の生育データなどから、現状をより詳細に分析してみます。土壌水分環境や、クロップツアーの結果、USDAの作況報告などを検証してみましょう。また、トウモロコシと大豆相場との違いについてもあわせて解説します(3,478文字)。 =================================== 米国産大豆、歴史的干ばつ被害からの回復に失敗する可能性が浮上中 =================================== 米債券購入プログラムの縮小開始時期を見据えてグローバル・マーケットは不安定な地合を強いられているが、こうした中で穀物相場の堅調地合が目立つ状況になっている。 米連邦準備制度理事会(FRB)を基点とした流動性供給がピークアウトする時期が近づく中、各資産価格は現在の値位置を維持し続けることが可能なのか検討が始まっており、リスクマーケットは乱高下を繰り返す不安定な地合を強いられている。FRBの政策転換と言っても流動性の吸収が始まる訳ではなく、ただ単に新たな流動性供給が縮小・停止する流れが始まりつつあるに過ぎない。しかし、量的緩和策縮小の先には当然に利上げが予定される訳であり、既に新興国市場からの資金引き揚げ傾向が加速している。この流れで株式市場も調整傾向を強めており、ファンダメンタルズと直接的な関係のない所から、流動性ショックに伴う売り圧力に晒されるリスクが警戒される。… … …(記事全文4,672文字)
