□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年8月7日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。トウモロコシ市場ではエタノール向け需要の拡大トレンドは前提条件とされた感がありますが、前日に米当局から比較的大きな政策変更の方針が示されています。マーケットは余り反応していませんが、米国におけるエタノールの位置付けについて簡単に確認します。その上で、最近の穀物相場の状況・展望について解説します。天候相場は中盤から後半戦に差し掛かり始めていますが、最新の状況を報告します(3,536文字)。 =================================== 米環境保護庁は、エタノール使用の拡大義務に白旗を上げる =================================== 米環境保護庁(EPA)は8月6日、車両用再生可能燃料の使用義務付け量に関して、2014年は削減する見通しを示した。13年に関しては政府の当初計画である165.5億ガロン(約3億9,500万バレル)を維持しているが、14年に関しては181.5億ガロンの目標を達成するのは困難との見方を示しており、米国におけるエタノール政策は大きな転換期を迎えることになる。 07年に制定された法律では、脱石油戦略の一環として再生燃料の使用基準が設定され、08年の90億ガロンから22年には360億ガロンに達する計画になっている。当時の原油価格高騰対策と中東依存度の低下という政治・経済的な要求を背景に、エネルギー供給の一部をエタノールなどの再生燃料に負担してもらおうとする政策である。… … …(記事全文4,785文字)
