□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年7月22日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。半月ぶりに天然ゴム相場を取り上げます。特に何も目新しい動きが見られない相場環境が続いていますが、7月は全般的に戻りを試す動きが強くなっています。約1ヶ月ぶりの高値を更新した形になっていますが、現在の天然ゴム相場を取り巻く環境を考えた上で、この反発相場の持続性について検証しています。結論としては、表題にある通りに弱気見通しを維持していますが、天然ゴム需給の何を弱気と考えているのかを解説します(3,155文字)。 =================================== 原油価格に連れ高する天然ゴム相場、弱気の需給には何ら変化は生じず =================================== 天然ゴム相場が反発している。東京ゴム先物相場は、6月25日の225.00円をボトムに、7月19日の取引では250円の節目を突破しており、本日も250円台中盤での取引になっている。7月入りしてから天然ゴム需給見通しに何か大きな修正を迫るような動きが存在する訳ではないが、商品市況全体の戻り歩調に連動する形で、短期筋のショートカバー(買い戻し)が膨らんでいる模様だ。 特に原油価格が急騰している影響は大きく、ナフサ価格の上昇から合成ゴム価格が上昇するとの連想から、天然ゴム相場に対しても値上がりプレッシャーが強くなっている。今年は例年と比べて原油価格動向が余り重視されてこなかったが、流石にWTI原油が85~100ドルのボックスを完全にブレイクしたインパクトは大きく、売り方が当面の損益確定を迫られている。… … …(記事全文4,262文字)
