□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年7月19日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の高騰が続いています。エジプト情勢の影響が指摘されていますが、最近の原油高に関しては地政学的リスクのみを考えていては説明の付かない値動きになっており、需給環境の再評価が必要と考えています。特に米国内需給構造が大きな変化を見せており、今どのような動きが見られるのか、今後はどのような展開が想定されるのかを解説します(3,483文字)。 =================================== WTI原油が16ヶ月ぶりの高値へ、地政学的リスクだけではない高騰要因 =================================== 原油価格の騰勢が止まらない。NYMEX原油先物相場は、7月3日に100ドルの節目を突破したが、その1週間後の10日には早くも105ドルを突破し、18日終値では108.04ドルに達している。終値ベースでは昨年3月19日以来、約16ヶ月ぶりの高値を更新した形になっている。 昨秋には、石油版「シェール革命」の進展を受けて一時84.05ドル(11月7日)まで軟化しており、もはや原油価格の高値は終わったとの指摘も耳にする機会が増え、今年の原油市場でも各種メディアでは専門家の弱気見通しが目立った。しかし、実際には米国におけるシェールオイルの増産が本格化する前の価格水準を回復しており、依然としてWTI原油は100ドルの大台を維持するだけのエネルギーを有していることを知らしめた形になっている。… … …(記事全文4,605文字)
