□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月1日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が、ワシントンで興味深い講演を行っています。マーケットは特に目立った反応を示していませんが、今後の石油需給見通しを決定しかねない重要な発言が多数確認されています。同相が何を語り、それが原油需給(見通し)にどのような影響があるのかを解説します(3,123文字)。 =================================== サウジアラビアのヌアイミ石油相がワシントンで語ったことの意味 =================================== サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は4月30日、ワシントンの米戦略国際問題研究所(CSIS)で行った講演で、今後も同国が国際原油需給の調整弁としての役割を果たす意向を示した。 北米の「シェール革命」などを受けて主に供給サイドから石油需給に対する緩和圧力が強まる中、サウジアラビアは昨年第4四半期に大規模な生産調整を行うことで、原油価格の急落傾向にブレーキを掛けることに成功している。Bloombergデータによると、同国の産油能力は日量1,250万バレル前後と推計されるが、4月時点での産油量は918万バレルに留まっている。このため、いつサウジアラビアが再び1,000万バレル前後の産油体制に回帰するかが注目されているが、その可能性を自らが否定した形になっている。すなわち、サウジアラビアの大規模増産(=生産調整解除)による原油価格の急落リスクが大幅に後退している。… … …(記事全文4,130文字)
