□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年4月23日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物相場は、いよいよトウモロコシが作付けシーズンを迎え、天候相場入りしています。例年だと産地気象環境に一喜一憂する展開になりますが、今年のトウモロコシ相場は少し事情が異なります。現在、作付けに大幅な遅れが生じていますが、シカゴ穀物市場で何がテーマになっているのかを読み解いてみたいと思います。この時期は、天候不順で穀物高、好天で穀物安となるのが一般的ですが、今年の穀物相場の迎え方を検証してみます。また、鳥インフルエンザ・ウイルスについても、現状を簡単に報告します(3,326文字)。 =================================== コーンの作付けに大幅な遅れ発生、それでも上昇しないシカゴ相場の謎 =================================== 米穀倉地帯がトウモロコシの作付けシーズンを迎える一方、中国では鳥インフルエンザの被害拡散が報告される中、シカゴ穀物相場は極めて不安定な値動きが続いている。この時期はただでさえ旧穀(2012/13年度)と新穀(13/14年度)需給の双方に目を配る必要のある難しい時期になるが、今年は旧穀・新穀ともにテーマの明確な絞り込みが難しいことで、出来高こそ比較的高いレベルを維持しているものの、取組高が減少する短期売買主導の相場展開になっている。 簡単に値動きをみておくと、トウモロコシは旧穀(5月限)640~670セント、新穀(12月限)525~550セントでの膠着状態になっている。旧穀は米農務省(USDA)の4月需給報告でも示されたタイトな需給見通しが下値をサポートするも、現物市場は盛り上がりを欠いていることで、方向性が定まっていない。新穀は、天候不順による作付けの遅れが下値をサポートするが、それが需給緩和状態をもたらすのかは別問題となるため、天候プレミアムを積極的に織り込むには至っていない。… … …(記事全文4,534文字)
