□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年4月19日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場は金価格連動で急落しましたが、ファンダメンタルズの方では興味深い動きが数多く報告されています。今、南アフリカの鉱山業界で何が起きており、どのような議論が進展しているのか、その背景知識なども交えながら解説します。「鉱山労働者の見ている世界」と「鉱山会社の見ている世界」が余りに大きく異なっていることが、今後の火種になる可能性があります(3,524文字)。 =================================== プラチナ鉱山にとって危険な5月、労働組合さえ恐怖する今年の労使交渉 =================================== 4月のNYMEXプラチナ先物相場は急落地合を形成した。2月6日には一時1,744.50ドルまで値位置を切り上げていたのが、3月には1,550~1,600ドル水準まで値位置を切り下げ、4月の直近安値は1,374.60ドル(4月16日)に達している。特にプラチナ需給に関して目立ったネガティブ材料があった訳ではないが、金市場におけるパニック的な売り圧力がプラチナ相場市場にも波及したことが、プラチナ相場も大きく値位置を下押ししている。 昨年に南アフリカで大規模な労使トラブルが発生する前の価格水準が1,350~1,500ドルだったことと比較すると、足元の1,400~1,450ドルという価格水準がいかに投機色の強い安値水準であることが明確に確認できるはずだ。これは、2012年のプラチナ需給バランスが「供給超過必至」とみられていた当時の価格水準に回帰したことを意味し、現行価格をファンダメンタルズから正当化することは難しいと考えている。… … …(記事全文4,641文字)
