□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年4月18日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。久し振りに金相場から離れて、原油相場を取り上げます。金相場ほどではありませんが、4月は原油相場も急落しています。3月は着実に戻りを試す堅調地合にあった原油市場に、どのような変化が生じているのかを検証してみましょう。メディアでは「原油需給はじゃぶじゃぶ」といった解説を頻繁に見掛けますが、冷静に需給動向を分析すると違った景色が見えてくるはずです。ブルベア中心の原油市場分析になります(3,473文字)。 =================================== 原油需給はじゃぶじゃぶ? 中国と欧州経済の減速リスクを考える =================================== NYMEX原油先物相場は、4月1日の97.80ドルをピークに、足元では85~90ドルのレンジまで値位置を切り下げている。製油所メンテナンスがピークに達した3月4日安値(89.33ドル)を完全に下抜いており、昨年12月14日以来の安値を更新している。ICEブレント原油先物相場も、2012年7月以来となる100ドルの大台割れを経験しており、4月の原油相場に対しては強力な下押し圧力が働いていることが確認できる。 4月12日以降の急落に関しては、金価格急落に伴い投資家のリスク選好度が著しく低下した影響が大きいと考えている。要するに、「金相場につれ安した」という極めて単純で分かり易いロジックが、原油安を促した可能性が高い。直接的には金価格との関係が低い穀物市場までも一時的に急落する中、原油相場のみが買われるといった選択肢は存在しなかった。実際、金価格の急落に歯止めが掛かり始めると、原油相場の急落傾向にも一定のブレーキが掛かり始めている。… … …(記事全文4,623文字)
