□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年4月9日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場は急騰と急落を繰り返す不安定な地合になっていますが、最近の軟調地合がファンダメンタルズから正当化できるものか否かを検証します。ブレント原油先物の鞘バランスの変化、ブレント・WTI原油スプレッド、地政学的リスクの考え方などについての解説になります。また、GS社のブレント原油価格見通しについても、簡単に紹介します(3,442文字)。 =================================== ブレント原油先物が順ザヤ化した意味、地政学的リスクの最近動向 =================================== NYMEX原油先物相場は、4月1日の97.80ドルをピークに、足元では92~94ドル水準まで値位置を切り下げている。米株価は総じて過去最高値水準を維持しているが、中国株が年初来安値を更新するなど、新興国経済に対する警戒感の高まりが、調整売りを誘っている。 チャート的には、1月下旬から2月上旬にかけてのレンジ95~98ドルを回復していたこともあって、短期的な目標達成感が利食い売りを誘った影響もあるだろう。3月は、製油所のメンテナンス・シーズン終了を見据えて、製油所向け原油需要の回復(期待)を織り込む形で急騰地合を形成したが、既に2月下旬の急落前の価格水準を回復したことで、安値是正のステージが一服したとの見方が、ポジション調整を誘った可能性が高い。… … …(記事全文4,509文字)
