□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年4月4日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。米原油在庫の増加圧力が再確認される中、WTI原油相場は急落しました。こうした状況では、どうしても「需給緩和を反映した動き」と弱気相場を支持するコメントが急増しますが、実際の原油需給はどのような環境にあるのかを解説します。WTI原油とブレント原油、それぞれの独自事情、サウジアラビアの動向などの解説になります(3,599文字)。 =================================== 米原油在庫が22年ぶりの高水準に達したことで急落した原油相場の行方 =================================== NYMEX原油先物相場は、3月4日の89.33ドルをボトムに、4月1日には一時97.80ドルまで、約1ヶ月間で8.47ドル(9.5%)の急騰地合を形成した。2月13日以来の高値を更新しており、2月下旬の急落幅をほぼ完全に取り戻した形になっている。ただ、4月3日の取引では前日比-2.74ドルの94.45ドルと急落しており、1月下旬から2月上旬と同様に、95~98ドルのレンジで当面のピークを確認した形になっている。 このような相場展開になると、どうしても3月の急伸相場の正当性を疑問視する声が強まり易い。特に、「シェール革命」関連のヘッドラインが連日のようにマーケットを駆け巡る中、需給緩和リスクを示すような統計・イベントに対して、原油市場が過剰とも言える反応を示し易いことまでは否めない。… … …(記事全文4,682文字)
