□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年3月28日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドル建て金相場は1,600ドルの節目水準で方向性に乏しい展開が続いています。日々、何らかのイベントを材料視して上下に変動していますが、最終的にどの指標に注目すれば良いのかを解説します。特に、現在の相場環境では2月の急落相場を招いた要因分析が有効と考えています。大きく三つの項目を取り上げて、最新の動向を解説します。殆どメディアでは報じられなくなっていますが、2月と3月の相場展開は明らかに連動しています。また、欧州情勢についても金市場からはどのような視点から評価すれば良いのかを解説します(3,900文字)。 =================================== 2月の金相場急落を招いた三要素、3月でどう変わったのかを検証する =================================== ドル建て金相場は、1,600ドルの節目を挟んで膠着気味の相場展開が続いている。引き続き欧州情勢に絡んだヘッドラインが最大の焦点になるも、強気派も弱気派も明確なトレンドを形成するシナリオを描ききれていないことで、大きく仕掛けることが難しい状況になっている。 COMEX金先物市場では、膠着相場の中で残高が積み上がるのではなく、総取組高は昨年8月27日以来、約7ヶ月ぶりの低水準まで落ち込んでいる。2月以降は概ね44万枚前後を推移していたが、直近の3月26日時点では41万9,727枚に留まっている。強弱双方が積極的に仕掛けた結果の膠着相場ではなく、見通しが立たないことで市場から離脱する向きが増えていることに伴う膠着相場であることが確認できる。… … …(記事全文5,031文字)
