□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年3月21日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金相場の現状分析と展望です。引き続きキプロス関連のヘッドラインに一喜一憂する相場展開になっていますが、この問題の基本的な考え方を解説します。政治情勢が絡むだけに先行きの予測が難しいテーマですが、軸となる部分を抑えておけば、メインシナリオの構築が容易になるでしょう。その上で、今回はFOMCの金相場見通しに対する影響についても解説します。FOMC声明文、経済予測値、バーナンキFRB議長の記者会見と多くの情報が入ってきていますが、その中から金相場のトレーダーが注目すべきポイントに絞って解説しています(3,940文字)。 =================================== キプロス情勢は、誰も欧州債務不安の再発を望んでいないことが重要 =================================== 今週のグローバル・マーケットはキプロス情勢に一喜一憂する展開になっているが、マーケットは欧州債務危機の再発よりも、危機収束に向かう展開をメインシナリオとして織り込み始めている模様だ。引き続きリスク投資に対する慎重姿勢も見受けられるが、少なくとも欧州債務危機が再発するリスクを本格的に織り込むような動きは見られず、米株式市場ではダウ工業平均株価が早くも過去最高値を更新している。 ユーロ圏財務相会合は、キプロスに対する100億ユーロ(約1兆2,400億円)の緊急支援の条件として、預金課税による58億ユーロの負担を求めた。これまでのギリシャ支援などではこのような厳しい条件は求められていなかったが、キプロスという小国に対する大国の態度は厳しく、国内世論説得の意味合いからも「預金封鎖→銀行預金課税」という平時では考えられない「非常識」な自主努力が求められている。… … …(記事全文5,160文字)
