□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年3月19日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今週のマーケットはキプロス情勢を巡る思惑から不安定な値動きが続いていますが、原油相場は比較的早い時間帯に売り圧力に終止符を打つことに成功しています。キプロス情勢の最新の評価、それが原油相場に及ぼす影響、今後の原油相場を考える上でのポイントなどを網羅的に解説します。また、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が久し振りに多くを語っているため、その発言内容が意味することも読み解いてみたいと思います(3,569文字)。 =================================== サウジ石油相が適切と認めた原油価格、改めて需要動向に注目すべし =================================== 3月18日のNYMEX原油先物相場は、前日比+0.29ドルの93.74ドルとなり、小幅ながら続伸して引けている。週末にキプロスの支援スキームに銀行預金課税が含まれていることが明らかにされる中、欧州金融危機の再発懸念からアジアタイムには一時91.76ドル(前日比-1.69ドル)までの急落地合になった。 当レポートでは前日にも取り上げたのでポイント解説だけに留めるが、ユーロ圏財務相会合から100億ユーロ(約1兆2,300億円)の緊急支援を受ける条件として、キプロス国内の銀行預金に対する課税が決定されている。具体的には10万ユーロ未満の預金に6.75%、10万ユーロ以上の預金に9.90%の課税が行われることになり、現在は預金封鎖で強制徴税を待つのみの段階になっている。… … …(記事全文4,703文字)
