□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年3月5日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。先週は主に内部要因から金相場の現状と展望を考察しましたが、今回は金需給環境の方に焦点を当てて、違った角度から金相場を再検証してみます。アジア現物筋の買い支えが報告されていますが、それでも戻り売り圧力の払拭が難しい現状を、具体的な数値でみてみましょう。また、金相場の反発シナリオについても、併せて検証します(4,176文字)。 =================================== アジア現物買いのみでは支えきれない金相場、需給分析の視点から =================================== COMEX金先物相場は、総じて1,550~1,600ドルのレンジ内で上値の重い展開になっている。グローバル経済の見通しが著しく改善する中、2008年のリーマン・ショック後に展開されてきた米国の異例な金融緩和政策が修正局面を迎えるとの見方が、金相場の上値を強力に圧迫している。 1,550ドル台では、中国や東南アジア地区の現物需要が下値をサポートしていることが、引き続き下値をサポートしている。また、2月26日にバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)が雇用市場の見通しが「著しく改善」しない限りは金融緩和政策を続ける方針を再確認したことも、金相場に対してはポジティブ材料である。ただ、金相場の戻りは同日の1,619.70ドルまでで精一杯であり、1,600ドル台を維持することには失敗している。逆に、2月21日に付けた年初来安値1,554.30ドルが意識される状況にある。… … …(記事全文5,281文字)
