□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年3月1日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の現状分析と展望です。まずは年初からの価格変動要因を分析し、東京ゴム相場がどのような思惑から価格形成を進めているのかを確認します。その上で、今後の天然ゴム需給を考える上で鍵となる中国の過剰在庫環境について、余り一般的には知られていない視点から解説してみたいと思います。中国の過剰在庫環境という事実については周知されていますが、なぜ価格急騰局面でも売却されないのかなどについては、コンセンサスの形成が難しい状況にあります。当レポートでは、その答えの一つを提示します。これまでは円相場の動向だけを見ておけば十分な相場環境でしたが、円安効果が一服する中、改めて天然ゴム需給を考えてみましょう(3,806文字)。 =================================== 中国の天然ゴム過剰在庫、いよいよ市中で売却されるリスクが高まる理由 =================================== 東京ゴム先物相場は、2月6日の1kg=337.80円をピークに、足元では275~300円のレンジまで値位置を切り下げている。 昨年11月中盤以降は、いわゆる「アベノミクス」を背景とした急激な円安圧力が、東京市場の円建てゴム相場の急騰を招いていた。特に昨年12月には、東京ゴムとドル/円相場の相関係数(-1~+1の間で、両係数の相関度を示す)が+0.98に達するなど、事実上は「東京ゴム=ドル/円相場」と結論付けても違和感のない状況になった。特にゴム需給動向を考える必要はなく、ドル/円相場の動向だけを考えれば十分な相場環境だった。… … …(記事全文5,115文字)
