□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年2月26日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカのプラチナ産業において、先週後半から前日にかけて、比較的大きな展開が見られました。前週の労組間対立による混乱は比較的短時間で収束に向かいましたが、その混乱を受けて政府も巻き込んだ協議が行われています。何が協議され、どのような交渉経緯を辿り、何が合意されたのか、そしてそれが今後のプラチナ需給・相場に及ぼす影響を考察します。また、前半部分では最近のプラチナ相場急落についても、内部要因分析を中心に検証しています。メディアでは殆ど取り上げられていない動きをフローします(3,797文字)。 =================================== 南アのプラチナ問題、21日と25日に二大労組が署名したアコードの意味 =================================== NYMEXプラチナ先物相場は、2月6日の1,744.50ドルをピークに、足元では1,600ドル水準まで値位置を切り下げている。特にプラチナ需給に関して目立ったネガティブ材料が見られた訳ではないが、1)価格連動性のある金相場の急落、2)リスク投資環境全体の地合悪化などを手掛かりに、白金市場でも調整売りが先行した。 内部要因的には、投機買いの動きが加熱していた影響もあるだろう。米商品先物取引委員会(CFTC)の発表している建玉報告(COTレポート)によると、プラチナ先物市場における大口投機筋のネットロング(買い越し枚数)は、2月12日の週に過去最高の5万0,138枚(77.97トン)に達している。直近の19日の週では4万8,748枚まで減少しているが、それでも昨年に南アフリカ全土にストライキが広がった当時に記録した4万7,676枚は大きく上回る状態が続いている。… … …(記事全文5,056文字)
