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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

「テール・リスク」よりも「グレート・ローテーション」に賭ける金相場

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年2月18日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。COMEX金先物相場は一時1,600ドルの節目も割り込み、昨年8月以来の安値圏に到達しました。何が金相場を押し下げているのか、そして反発のシナリオには何が考えられるのか、現状と今後のシナリオを検証します。また、現在の相場環境において、金価格の理論値はどのようなレベルが想定されるのかについても簡単に紹介します。強気派が見ている世界、弱気派が見ている世界、今後の金相場トレンドを決定付ける「テール・リスク」などを軸に、現状分析と今後の展望を行います(3,818文字)。 ===================================  「テール・リスク」よりも「グレート・ローテーション」に賭ける金相場 =================================== 2月15日のCOMEX金先物相場は、前日比-26.00ドルの1,609.50ドルと急落した。場中の安値は1,596.70ドルに達しており、昨年8月15日以来となる6ヶ月ぶりの安値を更新している。昨年12月中旬以降は概ね1,650~1,700ドルをコアレンジとした方向性に乏しい展開が続いてきたが、2月11日に1,650ドルの節目を割り込み、その僅か4営業日後には1,600ドルの節目も割り込んでいる。これは、量的緩和第3弾(QE3)の展開を織り込み始める前の価格水準に到達したことを意味する。 まだ2月は8営業日を残しているが、月間の下げ幅は52.50ドルに達しており、昨年10月の54.80ドルに迫りつつある。仮に、今月もこのまま前月比マイナスとなれば、5ヶ月連続で陰線引けになるが、それは1996年以来で初めてのことになる。2000年代の金相場は12年連続の上昇相場を達成しているが、ここにきて大きな壁にぶつかっていることは間違いない。
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